こんにちは、安藤です。

最近、WebPlayerを扱ったゲームが増えてきています。
Unityによってとてもリッチな3Dゲーム、またはカジュアルな2Dゲームが増えていくことはとても嬉しく思います。

そこで今回は、より多くのユーザーにゲームをプレイしてもらうために、WebPlayerに関する情報をこの場を借りて共有したいと思います。

まず、実際にゲームをプレイするユーザーはWebPlayerプラグインをインストールしなければいけません。このプラグインのインストールは、ユーザーにとってプレイするまでの大きな壁となっています。

最初の難関「WebPlayerプラグインのインストール」

WebPlayerプラグインをインストールしていない状態でゲームを起動しようとすると以下の画像が表示されます。

ここで考えなければいけないのが「パソコンを上手く使えない方々」です。プラグインをインストールしなさいという画像が出ても

「ゲームで遊ぼうと思ったらなんか動かなかった」

で済ませて諦めてしまい、そのゲームはプレイされなくなる可能性があります。

また、画像が英語表記なので、英語の時点で諦める方もいます。

プレイする人たちは「Unity WebPlayerとは何か」ということを知りません

ですので「なぜプラグインをインストールしなければいけないのか」という説明が必要になります。

プラグインのダウンロードページには

「Unity Web Player は Unity で制作された 3D コンテンツをブラウザ上で直接プレイすることができる、ブラウザ用のプラグインです」

と書かれていますが、標準ではダウンロードページには移動せずにその場でプラグインインストーラー(exe/dmgファイル)をダウンロードしたり、英語ページに飛んでしまうので、ユーザーはこの文章を読まないかもしれません。

改善

これはインストールを促すアクションが「英語表記の1枚の画像のみ」「WebPlayerプラグインインストール先が英語サイト」というのが問題なのではないでしょうか。
そこでまずは「日本語表記の画像」に差し替えてリンク先を「日本語サイト」にし、「1文」を添えてみましょう。

スクリーンショット 2014-07-17 7.45.58

どうでしょう?これだけでも大分ましになりませんか?

この差し替えはビルド後のHTMLファイル内で行うことが出来ます。

以下のコードを

<div class="missing">
  <a href="http://unity3d.com/webplayer/" title="Unity Web Player. Install now!">
    <img alt="Unity Web Player. Install now!" src="http://webplayer.unity3d.com/installation/getunity.png" width="193" height="63" />
  </a>
</div>

このように差し替えてください。

<div class="missing">
  <a href="http://japan.unity3d.com/webplayer/" title="Unity Web Playerをインストールする">
    <img alt="Unity Web Playerをインストールする" src="http://japan.unity3d.com/webplayer/installation/getunity.png" width="193" height="63" />
  </a>
  <div>
     <br/><br/>ゲームをプレイするには <a href="http://japan.unity3d.com/webplayer/">Unity Web Player</a> が必要です。
  </div>
</div>

ここでは、WebPlayerプラグインのダウンロード先を日本サイトへ、画像を日本語表記されているものへ、日本語の1文を追加しています。

このように、画像の差し替えやインストールを促すための文字挿入は開発側で自由に行うことが出来ます。

WebPlayerTemplateをご用意しました

日本語へ差し替えを行っているWebPlayerTemplate(ユニティちゃんver)をご用意しました。
WebPlayerTemplateの使い方はこの記事の最後に書いてあります。

https://github.com/unity3d-jp/webplayer-templates

次の難関「WebPlayerプラグインのインストールに関するトラブル」

WebPlayerは主力のブラウザ(IE、Safari、Firefox、Chrome…)での動作をサポートしています。ですがユーザーの環境によって「インストールできない」「インストールできているが動作しない」といった不具合が報告されています。

また、これらの問題は「ほぼ」Windowsです。

  • IE10、11で動作しない
    • IE10、11で動作しないという報告を受けています。ただ全ての人のIEで動作しないというわけでないので、ユーザーの環境設定に原因がありそうです。これは未だに原因をつかめていません。対策としては、IEでは動かないがその他の主力ブラウザ(Safari、Firefox、Chrome…)では動いたという報告を頂いています。なのでIEで動かない場合はその他のブラウザでプレイしていただくようお伝え下さい。
  • 主力ブラウザ全てで動作しない
    • この問い合わせを頂いた時にWebPlayerに関する全ての対策を行いましたが解決には至りませんでした。これはWebPlayerというよりもユーザー側のPC環境による原因が高いかもしれません。
  • Unity Web Player requires DX9 level graphics card.Make sure you have graphics card drivers installed.
    • DirectX 9 相当 (シェーダーモデル 2.0) の性能を持つグラフィックスカードではない可能性があります。対応しているものは2004 年以降に生産されたカードが目安となります。こればっかりは新しいPCを買ってくださいとしか言わざるを得ません。
  • webplayer_win.dllがアンチウイルスに検知されてしまう
    • これはユーザーに該当ファイルを除外してもらうのが一番の手です。この問い合わせを頂いた時は「脅威名:WS.Reputation.1」とありノートンを使っている方でした。既に弊社から検知から除外するように報告はしています。

これら以外の問題でやるべきこと

WebPlayerのログを見ましょう

Windowsでは以下の場所にログファイルが存在します。大抵のエラーはこのログに記されているのでユーザーから頂くようにしてください。(ログファイルを頂くという行為自体がものすごくハードルの高いことであるのは重々承知しております…)

C:\Documents and Settings\username\Local Settings\Temp\UnityWebPlayer\log\log_*.txt

個人用フォルダにインストールしてだめな場合(個人用フォルダがちゃんと読めない)

この場合はコマンドプロンプトからインストールしていただくことで動くことがあります。(コマンドプロンプトを起動する行為自体がものすごーーーくハードルの高いことであるのは重々承知しております…)

UnityWebPlayer.exe /Allusers

全てを試してもダメな場合

お問い合わせページからご連絡ください。私達は、私達が把握しきれていないWebPlayerの不具合に関する情報を求めています。すぐに解決できるかわかりませんがご連絡をお待ちしております。

今後、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが取る行動

今、私達の方でユーザー向けのやさしいインストール方法の指導ページを作成する準備をしています。準備ができ次第、公開予定です。

インストールに関するトラブルについて、さらなる調査を行います。原因が判明次第、周知し、インストーラーの修正を行います。

WebTemplateを知る

UnityにはWebPlayerファイル(.unity3d)と同時に書き出されるHTMLファイルを事前にテンプレートとして保持しておくことが可能です。

ウェブプレイヤー テンプレートの使用

これはHTMLもがっつりいじる大規模なゲームを開発する際には、管理面でそんなに恩恵は得られませんが、趣味かつ短いスパンで開発して公開している方はさくっとリッチなページを作成できるので便利です。

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが提供しているWebTemplateの使い方は以下のURLを参考にしてください。(私のブログです)

WebPlayerでの公開をかっこ良く – WebPlayerTemplateを使う

WebPlayerをカスタマイズできることを知る

WebPlayerでは、WebPlayerファイル(.unity3d)ダウンロード中のプログレスやロゴマークなど、自由にカスタマイズすることが出来ます。

スクリーンショット 2014-07-17 13.58.59

UnityObject2の働きをまずは一読ください。特に見て欲しいのはparamsの部分です。ここではロゴや背景色、文字の色を変更するための設定を行うことが可能です。これにより、WebPlayerファイルのダウンロード時にゲームのロゴマークを表示することが可能になります。