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作業に注力するあまり、Adobe Flash Player への投入用アドオンの進捗をお伝えするのがしばらくぶりになってしまいました。幸い、お届けするのは朗報で、万事順調です! 当初、4.0 のリリースには間に合わなさそうに思えた要素を多数、盛り込むことができました。

2012 年の初め頃、Flash へのエクスポート機能を Unity 3.5 のアップデートに同梱のプレビューとして少しだけお見せしました。あのツールのリリース版が Unity 4.0 にしっかり同梱されてリリースされました! チーム一同、Unity を Adobe Flash Player 向けの開発パスに最適なエンジンたらしめるため尽力できたことを誇りに思っています。

Unity Editor とエンジンの性能により、Flash 版リリースへの円滑なワークフローが実現しました。Unity 4.0 が無事にリリースされましたので、そこに同梱されている Adobe Flash Player へのエクスポート用ツールの大きな見どころをいくつかご紹介させていただきます。これまでは Flash を使う開発者には容易には手に入らなかったものが多数含まれています。

Mecanim
Unity 4.0 で新たに追加されたアニメーションツールは統合開発環境としては前例のない高性能となっています。3D の Flash ゲームの制作において、滑らかでリアルなアニメーションの作成に大いに役立つでしょう。

Shuriken
3.5 へのアップデートで Unity に導入されたパワフルなパーティクルエフェクトシステム 「Shuriken」 へのスクリプト経由でのアクセスを可能にしました。パーティクルの地形衝突を含め、4.0 で改良されたすべての要素が Flash Player にも対応しています。

Navmesh
優れた AI 経路探索ソリューションにより、複雑な地形内の動的なキャラクターナビゲーションを臆することなく作り出すことができるでしょう。

PhysX
Nvidia 社の物理演算ソリューションは、現在市場に出ているものの中で最も高品質で、最も普及しているものです。ゲームの臨場感を高めるのに非常に有用な方法が使用可能になるのに加え、物理演算ベースのゲームプレイメカニクスへの新たな扉が開かれるでしょう。もちろん、プロジェクトに物理演算が必要でない場合、ビルドから取り除くこともできます。

Umbra
オクルージョンカリングはパフォーマンスを維持しつつ精緻で複雑なゲーム内環境を生み出すのに重要なツールの1つです。Umbra の OC ソリューションは業界随一の性能を誇ります。

静的・動的バッチング
Flash Export ではバッチングに対応しています。可能な限りバッチングを使用することで、ドローコールの回数を減らし、レンダリング速度を向上させます。

ハードウェアカーソル
Unity 4.0 では要望の多かったハードウェアカーソルを実装し、4.0 の Flash Export ではデフォルト状態で使えるようになっています。カスタムカーソルを滑らかに動かせます。

WWW と アセットバンドル
Flash はシーンのストリーミング向けに WWW およびアセットバンドルに対応しています。注: Flash Player 11.4 を使用する場合、アセットバンドルには高速解凍パスが使用されます。

ダイナミックフォント
Unity 4.0 では Flash を含む全プラットホームでダイナミックフォントに完全対応しています。

スクリプトへの対応と認証
Unity Flash Export は自動的に C# 変換を行ない、スクリプトも内部ですべて ActionScript に自動変換します。3.5 でプレビューをお見せして以降、.NET API およびコンストラクトへの対応を増やし、ジェネリックへの対応も大幅に改良しました。総じて、3.5 でのプレビューに比べてスクリプト面のサポートは大幅改善しました。LINQ や、その他の .NET 機能など、まだ未対応の API もいくつかあります。

デフォルト状態であらゆるものを変換できるわけではありません。スクリプト認証およびメッセージング機能を追加することで未対応の API の使用箇所を検出して置換する一助としました。また、ActionScript のファイルや SWC を投入することでネットワーキングやビデオ再生など、Flash 固有の機能を追加することや、UnityEngine.Flash.ActionScript API を使って C# から ActionScript 機能に直接ブリッジングすることも可能です。

シェーダーから AGAL への自動変換
スクリプトの自動変換と同様に、シェーダーも自動的に Adobe Flash の AGAL 形式に変換されます。
“ここでは Flash Export でご提供する要素の一部だけをご紹介しましたが、見どころはまだまだたくさんあります。ライセンス比較表の機能比較表をぜひご覧ください:
http://unity3d.com/unity/licenses

Unity 3.5 では Flash はどうなるの?
Unity 3.5 同梱の Flash Export のデベロッパー向けプレビュー版はしばらくサポートなし、アップデートなしのままとなっていますが、現時点ではまだご利用いただけます。そちらはサポート対象外のプレビュー版であり、変換時の問題やバグが多数発生する可能性が高いことをご理解ください。このたび Flash Export が Unity 4.0 と共にリリースされましたので、プレビュー版はいずれかのアップデートの際に Unity 3.5 からは削除される予定です。

本記事はUnity3D.comの記事「Adobe Flash Player Export in 4.0」を翻訳したものです。

Unity 製品およびサービスに Ralph が投稿(投稿日:2012 年 11 月 16 日)